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自分が夢中になったリディティール。 みんなを巻き込むことができて幸せでした。13年間ありがとう!

自分にとっての一番最初の起業、男装喫茶リディティールの閉店日を迎えました。たくさんのお嬢様、旦那様、同業者、卒業生、現役生みんな揃ってのイベントでした!

男装を知って初めて、すごい世界だ!なにこれ!おもしろい!と思って大学生の時に立ち上げたイベントカフェでした。

当時はコスプレやメイドも世に広まってなくて、
変な目で見られたり、経営の勉強もしたことがなく、それでも「好き!楽しい!」ととにかく夢中でした。
男装という中性的な文化は自分にとって魅力的でたまらなかった。

夢中って漢字の通り、夢の中にいるみたいで。
勢いと若さでやってきました。

お店はとにかく自分とキャストが「楽しい!」と思えるもの、
「えっ?」って思われることをしたくて、

 

リディティにしかないイベントやメニューをとにかく考えました。
カクテルの「サディスト」「マゾヒスト」
耳元でSMのセリフを囁くドリンクを作ったり
イベントはRPGデイや離婚結婚デイ。
離婚届を書いてお嬢様に渡すとかおかしかった笑

男装をもっと広めたい!それだとお店をがんばるだけでは方向が違うと思い、あえて一般的な
方向にアプローチをし、ファッション雑誌のメンズナックルや、東京ゲームショウ出演、AKB48さんの番組、海外雑誌、ライブなどどんどん活動の幅を広げていきました。
それをみた方が男装や興味のきっかけになっていたと言われてとても嬉しかった。

あのね、本当にリディティが楽しくて。
オープン前に笑い、営業中はお客様と笑い、営業後に笑い、家でツイッターで笑い。

みんな仲が良かった。
はじめボーイなんて「リディティに入って笑うようになった」って言ってたり、

純きゅんは「月1のリディティが楽しみで生きてる」って言ってた。覚えてるかな?

一成もこんなに素をを出せて居心地がいいと言ってくれ、慧くんはいつもニコニコ笑ってたし、本当に楽しそうに準備をしてくれました。

キャスト同士が仲良くなってプライベートで遊ぶようになったり、
お嬢様同士が仲良くなってお店に来てくれたり、
赤ちゃん連れ、親子で遊びに来てくれたり。
13年前のOBたち、同業者さんもたくさん来てくれました。こんなに愛してくれてありがとうございます。

そんなほんわかした居心地がいい空間でした。
行ったら元気になる場所。
幸せの連鎖がたくさん起こっていました。

ああ、でもね、辛いこともたくさんありました。
とても楽しい空間の反面、考えることも多くとても悩みました。

長く続けば続けるほど、プライベートや状況の変化により卒業するキャストが出てきました。
みんな夢の一歩や本来ならお祝いするべきの卒業をどうしても喜べなかった。

ずっと側にいてくれた恭介が辞める時はひどく落胆し、もう続けられないと思った。
大好きなキャストたちが辞めるたびに置いていかれた気持ちになりました。

社長の自分はお店がなくなるまで卒業ができない。みんなは新しい世界に羽ばたいているのに
と自分に自信を無くし、卒業ができるキャストに嫉妬しました。

経営者なら従業員の円満退職は喜ぶべきだと思っていたし幸せを心から喜べないことに驚きオーナー失格だとたくさん責めました。

もし自分が落ち込むなら、よくある人間関係や売上とかで悩むと思っていたので(ありがたいことに結局一度もなかった)
まさかここに弱点があったとは思いませんでした。

 

 

会ったらキャストを好きになってしまうので、また卒業で辛い思いをするのは嫌だと思い
全員と距離を取った時期もありました。
その時、橙矢兄さんが助けてくれてもう少し続けようということになりました。
兄さんが「社長のメンタルケアも補佐の仕事」と言ってくれたのが嬉しくて今でもはっきり覚えています。
誰かに甘えていいんだなと思いました。
そこからいろいろ相談したり、疲れた時にたくさんケアしてくれました。

それ以来、人に頼ったりができるように少しずつなってきました。
一人じゃ絶対続けられなかったけど、店長の兄さんと一緒だから続けられました。

長く続けるには人に頼ることも大切だと気がついたことは、
辛い迷路のような時期を散々彷徨った先に見つけた宝物でした。

それ以来、海外も企業の仕事、メディアも上手くいくようになったのは
人に頼るようになってからです。
あと、猟くんが電話で
「それなら、ゆづきを見送ったる」

と言ってくれた約束を守ってくれました。
絶対忘れてると思った。

落ち込むことがあっても、その度に支えてくれたキャストやお嬢様のおかげで
やっぱりリディティ好きに戻ってしまう。

その繰り返しで13年続けることができました。

リディティは自分の理想と夢を現実化した場所でした。

お嬢様、旦那様、キャストたち、
全部夢かなって思うくらい長い物語でした。
がんばった、幸せだった、辛かった、笑った、たくさん成長する場所でした。

自分が夢中になったリディティール。
みんなを巻き込むことができて幸せでした。
人生の青春をすべて注ぎ込んだお店でした。

付いてきてくれてありがとう
夢中になってくれてありがとう
一緒になって笑ってくれてありがとう
好きでいてくれてありがとう。

リディティール
新藤ゆづき

海外コスプレ社長・占い師 森みさき
元スピリチュルアンチから現実的に占いを使えば人生スムーズだと気がつき占い師になり500人鑑定。現在は全国で生徒を育成中。
21才から男装、メイドカフェ経営。AKB48、乃木坂・欅坂46のスタイリスト派遣を経て、現在はロシア、オランダ、ブルガリア等で日本文化やコスプレを伝えている。